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  • ・・・いきなりですが本焼きの窯だし。
    山頂がやっと見えてきました。焼成時間34時間。

  • 水分を抜く「あぶり」・・・釉薬ののりを良くする。
    生地に含まれる炭素などの有機物を焼ききる
    「煤きり」・・・不純物をなくし本焼き時、釉薬を冴えさせる。
    それぞれその温度に関係します。
    自然乾燥。。十分乾燥させて水分は2%残留。
    窯中にも湿度があり、温度の急激な「上昇」や
    「偏り」がセーブせれるとはいえ、
    ゆっくりと温度をあげていきます。
    200度近辺は付着水が。
    (分子レベルで土組成分と結合している水分のこと。)
    300~500度では結晶水が。
    (土の粒子と水分が結合したもの)
    と。それぞれ放出。(あぶり)
    この後は土の結晶構造の変化などなど。
    ・・・気が抜けない昇温。
    この魔の領域を抜け、待っているのが「煤きり」
    炭素、有機物が燃えきる800度。
    そう。炎が赤からオレンジ色の変わるころだ。
    結晶水、付着水と。
    または熱膨張による生地われ、化粧はげ。など。
    素焼きには危険がたくさんあります。
    後付けのようなこの知識。
    昔の陶工は・・・と思い巡らせて今回は終了。

  • このわずかな隙間。
    棚板(焼成時に組む板)からの
    輻射熱も利用したいのでこの薄さ。
    あるとないのとでは大違い。
    必ず欠品なく焼ける必殺。

  • 自然乾燥に入ります。
    この待っている時間を使い、
    素焼き用の窯道具つくり。
    板物のキーは水分。
    焼く際、いかにその水分を飛ばし、
    芯まで均一に焼けるかが難関。
    一般に板物はその扱いと
    火の通りを考え立てて焼くのですが、
    今回は、エッジにまでつけた化粧土の剥げ、
    欠けを避けたいので
    寝せて(置いて)焼きます。
    ・・・そのための一工夫。
    以前紹介した道具。
    2センチ角のレンガチップ。
    これを敷き、焼きます。
    ・・・さてこの後どうなるのだか。

  • 化粧土でタッチを入れます。
    生地土は半乾き。
    ここに「トロトロ」の化粧土で表情を載せてきます。
    感じなければいけないのは
    乾き具合いの差。・・・板と化粧土の。
    化粧の水分を生地が吸い、
    生地が割れるか、
    または化粧が割れてしまうかの決め所。
    「この按排で」に導かれ・・・決まった。

  • 切り出しておいたパーツの貼り付け。
    ・・・今回は「軽さ」も視野に均一な
    厚みを持たせるため裏はくりぬき済。
    さて、この張り合わせ。
    「パーツ」と「板」のやわらかさ(水分量)
    が同じほどでないと・・・必ず欠品する。
    表情をソフトにしたいのでパーツ上面を
    目の細かい鋸刃で引っ掻く。
    ・・・あくまでも焼き上がりをイメージしながら。

  • 板物の接着
    これは払い落とした削り土。
    この土を使い、土と土を接着する
    水溶き土(ドベ)をつくる。
    このドベの固さは「味噌」ほどの固さ。
    さて、このドベの硬さ。
    その水分量が反りや亀裂にかかわるので要注意。
    今回は張り合わせ面の広さ、無理の利かない
    板物であることを考慮。「硬」限界点のドベで。

  • 生地の水分を落ち着かせている時間を使い
    重ねつける各パーツの切り出し。